男性蔑視なテレビ番組が一人の女性の命を奪った
「誹謗中傷はやめよう」で誤魔化しきれると思うな。犯人はお前らだマスゴミと社会ガク者共。
女子プロレスラーの木村花選手が亡くなった事件。
この記事の執筆当時は事務所が原因調査中なのでまだ確定的なことは言えないけども、
SNSが炎上したことを受けた自殺であるというのが濃厚。
この事件を受け、ツイッターに「誹謗中傷」というトレンドが上がった。
その一方で、「#さよなら安倍総理」というタグが並んでいた。
「木村選手の事件で『誹謗中傷はやめよう』という雰囲気になっているときに#さよなら安倍総理 はないだろ」という真っ当な指摘をするツイートもちらほら見受けられた。
確かに「さよなら安倍総理」は「安部やめろ」とは明らかに異質の、悪意ある誹謗中傷と言わざるを得ないよ。左翼共は本当に何やってるんだ。二枚舌だなあ。
と思うのが普通だと思う。だが断言しよう。上の二つのトレンドは一つにつながっている。
実は木村選手、彼氏に対し、
《てめえがなんか言えよ》 《なんで黙って見てんの? 》《限界だよ 京都の時からさ》 《自分のことしか考えて行動してないじゃん》 《あんたのせいだよ》 《死ぬほど痛い思いして血流して骨折って頑張ってお金稼いでる人の気持ちなんてわかんないよね》 《一緒に住んでる人を笑顔にできないやつがさ、これから先さ、何百人何千人の前でさ、人のこと笑顔にできるわけないじゃん。ナメんのもいい加減にしろよ》
と、こんな誹謗中傷を浴びせていたのだ[1][2]。
正直、理由を聞けばそれも容易く頷けるのであるが、女性が加害者の時だけ理由を求め、「仕方ないよね」にもっていこうと工作するのはフェアではない。特に「誹謗中傷はどんな時でもダメ」ということを訴える今ならなおさらだ。
だからこの記事では敢えて彼氏の非についてはぼかしておく。(気になる方は参考ページのリンクから飛んでください)
これに対してネットは大炎上。
純粋な批判として理解できるものから、完全なる誹謗中傷、および批判と誹謗中傷を混ぜたような質の悪いものまでたくさん出た。ここに載せたのはほんの一部である。
こういったアンチからの攻撃や、執拗な批判を毎日毎日毎日毎日浴びせられ、木村選手は
と残し、この世を去ってしまったのである。
彼女の死が何をもたらしたか。
表面的にはベクトルが180度変わったが、本質的には何も変わらない。
真っ当な指摘から完全なる悪意に満ちた誹謗中傷まで、すべてをひとくくりにして、
「お前らアンチが殺したんだ。お前が死ねばよかった」と、アンチへのアンチが湧いた。ただそれだけである。
もちろんテレビ番組を非難する声もあがったが、あまりにも小さすぎる。
本当に残念なことに、「男性蔑視が男性をテロリストに育て上げ、若い女性の命を奪った」という指摘は1件も見つからなかった。
アンチのコメントを読んでみよう。怒りの絶対値でなく、怒りの単位ベクトルの方向を見たいため、敢えて誹謗中傷に当たる部分はカットor修正する。
「女子と住んでるんだから気を使え!って、男子だけに求めるの?」(女性崇拝の強要)
「どうしてカイくんが卒業しなければならなかったのか」(女尊男卑への疑問)
「好きだった男怒鳴り散らして追い出して」(男性軽視)
「彼氏作っても、その彼氏にDVしそうで怖い」(男性へのDVが表面化しない問題)
如何だろうか。
アンチたちは、選手や番組、そして社会の
「女性が偉くて男は目下の生き物」という態度に対し、悲鳴を上げている、と捉えたら、僕の被害妄想だろうか。
そもそも、何かと理由をつけて女性が男を一方的に殴る、言葉の暴力で叩きまくる、嘲笑の対象にするということが今のテレビではあまりにも多すぎる。
手先の器用な男性に対して、まるで芸達者な動物でも見ているかのように「男性なのにすごーい(笑)」と上から目線で褒める女性もいる。
女性にも十分加害性や男性蔑視な態度はあるというのに、それをとある簡単な方法で巧みに隠す。
その方法とは、「悪い男を探してきて、制裁を加える」というものである。
たったこれだけで、女性は「一方的に弱い男をいじめた加害者」から「悪を退治したスーパーヒーロー」に早変わりである。この手法を「男性蔑視の作法」とでも呼ぼうか。
「男性蔑視の作法」実例1
「男って不器用な下等生物よねw」と馬鹿にしたければ、家事に無関心な旦那のいる夫婦を探してきて、旦那を集団で叩く。
「旦那は要らない存在」なんて暴言が平気で飛び交う。
「男性蔑視の作法」実例2
「男って子供産めない劣等種よねw」と馬鹿にしたければ、出産を甘く見ている彼氏のいるカップルを探してきて、彼女が面白半分で彼氏に電流を流す。
酷い場合はこの「虐待」を受けた男性は、女性崇拝を強要されることもある。
木村選手炎上のきっかけとなった番組(テラスハウス38話)でも、「非のあるダメな男」と「女性による男性への一方的な暴言」を笑いものにしていた。「男性蔑視の作法」にそのまま当てはまる。
こういった卑怯な作法によって、男性へ女性に対する劣等感や罪悪感をとことん植えつけ、男性の精神を蝕み続けた女性の態度、それを煽るテレビの在り方に責任はないのか。
そして、繊細な男性ほど凶悪なテロリストへと変貌し、木村選手という女性に対して「逆襲」を仕掛け、殺してしまった。
当然、テロリストは確実に悪い。誹謗中傷は法的な処罰の対象となるべきだ。
とはいえ、娯楽の中に一方的に男性蔑視を混ぜ続けてきた数多くのテレビ番組、
女性蔑視には怒るくせに男性蔑視には何も言わない卑怯な社会ガク者たち。
こいつらが無罪放免で許されるべきでは断じてない。
どうせ、4時間後起きてニュース見たら、マスコミが偉そうな社会ガク者を呼んで「ネットの誹謗中傷ガー」とか電波に垂れ流しているのだろう。
いやいや、お前らも同罪だから。
お前らが男性蔑視を面白半分で生産し、黙認し続けた結果、一部の繊細な男性がテロリストと化して、一人の女性に「逆襲」し、苦しめて殺してしまったのだ。
お前らは偉そうに「人種間の貧富の差がテロを生む」と説く。
しかしそのお前らが男女対立、女性の優越感、男性の劣等感を煽り、「性別間の対立がテロを生む」のを手助けしてどうするんだ。
メディアと社会ガクは「殺人事件」の当事者だ。
男性蔑視が女性を殺したのだ。
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